pace aroundより、新たなプロジェクトのご案内です。
USEART/ユーザート
日常の雑貨店で何気なくアートや作品に触れて欲しいという思いで 店内の一角で「土間ギャラリー」を続けておりますが、 ただ何気なくという部分からもう一歩踏み込んで、 日常的に使用するモノにデザインとしてアートを取り込み、 何気なく使っていく中で、感性に何かを訴えることができたら嬉しいなと思い、
USEARTというプロジェクトを始動しました。
その第一弾として、現在土間ギャラリーで作品を展示されている 宮森敬子さんの樹拓の作品をデザインとして、 Tree Lovingというシリーズを発表いたします。
第一弾のラインナップはコースターとランチョンマット 張りのあるリネンに樹拓をあしらった日常アイテムです。
以下、今回のシリーズについて宮森さんからのコメントです。
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英語で『こする』という動作を『Rubbing』と言いますー
それで、私はこのシリーズを長年『Tree Rubbing』(木の擦りだし)と呼んでいました。
ところが、それをずっと『Tree Loving』(木の愛)と勘違いしていた人が多かったのです。
それがわかった時に、面白いなあと思っていたところ、 この度pace aroundさんが『Tree Loving』という生活雑貨のシリーズを作ってくださいました
作品は一点一点、樹の表面を私の手製の木炭でなぞってできたものですが、一度として同じ模様は取れません。
紙は一流の職人さんによる貴重な手漉き和紙で、とても美しいものです。
その和紙も木炭も木からできています。色々に形を変えて繋がっているエネルギーを想像しながら制作しています。
これは私が旅した時間と場所、そしてそれを所有してどこかに飾ってくれているあなたの時間と場所をつなぐプロジェクトです。
木を愛する全ての人に、私の作品と一緒に時間を過ごしてもらえたらと思っています。
2017年11月 宮森敬子
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人の感性の交錯する場、モノの循環をつなぐ場をポリシーとして掲げるpace aroundとして、
小さな橋渡しを今後も続けていきたいと思います。